Rubyによるデザインパターン
生成に関するパターン
Abstract Factory
関連する一連のインスタンスを状況に応じて、適切に生成する方法を提供する。
Builder
複合化されたインスタンスの生成過程を隠蔽する。
Factory Method
実際に生成されるインスタンスに依存しない、インスタンスの生成方法を提供する。
Prototype
同様のインスタンスを生成するために、原型のインスタンスを複製する。
Singleton
あるクラスについて、インスタンスが単一であることを保証する。
構造に関するパターン
Adapter
元々関連性のない2つのクラスを接続するクラスを作る。
Bridge
クラスなどの実装と、呼出し側の間の橋渡しをするクラスを用意し、実装を隠蔽する。
Composite
再帰的な構造を表現する。
Decorator
あるインスタンスに対し、動的に付加機能を追加する。Filterとも呼ばれる。
Facade
複数のサブシステムの窓口となる共通のインタフェースを提供する。
Flyweight
多数のインスタンスを共有し、インスタンスの構築のための負荷を減らす。
Proxy
共通のインタフェースを持つインスタンスを内包し、利用者からのアクセスを代理する。Wrapperとも呼ばれる
振る舞いに関するパターン
Chain of Responsibility
イベントの送受信を行う複数のオブジェクトを鎖状につなぎ、それらの間をイベントが渡されてゆくようにする。
Command
複数の異なる操作について、それぞれに対応するオブジェクトを用意し、オブジェクトを切り替えることで、操作の切替えを実現する。
Interpreter
構文解析のために、文法規則を反映するクラス構造を作る。
Iterator
複数の要素を内包するオブジェクトのすべての要素に対して、順番にアクセスする方法を提供する。反復子。
Mediator
オブジェクト間の相互作用を仲介するオブジェクトを定義し、オブジェクト間の結合度を低くする。
Memento
データ構造に対する一連の操作のそれぞれを記録しておき、以前の状態の復帰または操作の再現が行えるようにする。
Observer
(出版-購読型モデル) インスタンスの変化を他のインスタンスから監視できるようにする。Listenerとも呼ばれる。
State
オブジェクトの状態を変化させることで、処理内容を変えられるようにする。
Strategy
データ構造に対して適用する一連のアルゴリズムをカプセル化し、アルゴリズムの切替えを容易にする。
Template Method
あるアルゴリズムの途中経過で必要な処理を抽象メソッドに委ね、その実装を変えることで処理が変えられるようにする。
Visitor
データ構造を保持するクラスと、それに対して処理を行うクラスを分離する。