プロジェクト概要
日程
- イテレーション開始日: 2025-08-17
- イテレーション終了日: 2025-08-18
- 作業日数: 2日
要員
| 名前 |
予定作業日数 |
実績作業日数 |
| 開発者 + Claude Code |
2 |
2 |
指標
ナイトリービルド結果
| 日付 |
結果 |
| 8月17日(土) |
Build Success ✅ |
| 8月18日(日) |
Build Success ✅ |
イテレーションバーンダウン
xychart-beta
title "Iteration 3 バーンダウンチャート"
x-axis ["Day 0", "Day 1", "Day 2"]
y-axis "残ストーリーポイント" 0 --> 25
line [21, 10, 0]
ベロシティ
xychart-beta
title "イテレーション別ベロシティ"
x-axis ["Iteration 1", "Iteration 2", "Iteration 3"]
y-axis "完了したストーリーポイント" 0 --> 25
bar [13, 18, 21]
line [17.3, 17.3, 17.3]
実施内容と評価
| ストーリー |
結果 |
予定ポイント |
ベロシティ加算ポイント |
| AI基盤システム（TensorFlow.js統合） |
完了 |
8 |
8 |
| Web Workers実装（AI処理非同期化） |
完了 |
8 |
8 |
| AI可視化（思考過程・判断理由表示） |
完了 |
5 |
5 |
| 合計 |
|
21 |
21 |
詳細実施内容
AI基盤システム（TensorFlow.js統合）
- MLAIService実装
- 4層ニューラルネットワークモデル構築
- ゲーム状態のテンソル変換機能
- ML評価とフォールバック評価のハイブリッドシステム
- リソース管理（dispose）実装
- テストカバレッジ: 91.81%
Web Workers実装（AI処理非同期化）
- WorkerAIService実装
- Web Worker（ai-worker.js）との通信機構
- プロミスベースの非同期評価システム
- Worker未対応環境への自動フォールバック
- メインスレッドの完全非ブロッキング化
- テストカバレッジ: 19.18%（Worker環境のモック困難）
AI可視化（思考過程・判断理由表示）
- AIControlPanel実装
- AI有効/無効切り替え機能
- 思考速度調整スライダー
- AIモード選択（将来拡張用）
- AIInsights実装
- リアルタイム思考状況表示
- 評価詳細の可視化
- 判断理由の日本語表示
イテレーションレビュー
| アクションアイテム |
担当 |
| WorkerAIServiceのテストカバレッジ改善（目標60%） |
開発チーム |
| CDN依存のセキュリティ対策（SRI追加） |
開発チーム |
| 本番環境のログ管理システム導入 |
開発チーム |
| AI性能ベンチマーク作成 |
開発チーム |
品質メトリクス
テスト実績
| カテゴリ |
実績 |
目標 |
達成 |
| 単体テスト |
444/459 (96.7%) |
95% |
✅ |
| E2Eテスト |
65/65 (100%) |
100% |
✅ |
| コードカバレッジ |
80.57% |
80% |
✅ |
コード品質
| メトリクス |
結果 |
基準 |
評価 |
| ESLint Errors |
0 |
0 |
✅ |
| ESLint Warnings |
0 |
<10 |
✅ |
| TypeScript Errors |
0 |
0 |
✅ |
| 循環依存 |
0 |
0 |
✅ |
| アーキテクチャ違反 |
0 |
0 |
✅ |
パフォーマンス
| 指標 |
測定値 |
基準 |
評価 |
| ビルドサイズ |
321.97KB |
<500KB |
✅ |
| ビルド時間 |
1.73s |
<5s |
✅ |
| AI思考時間 |
1000ms（調整可能） |
<2000ms |
✅ |
| メインスレッドブロック |
0ms |
<100ms |
✅ |
技術的成果
アーキテクチャ改善
- AI関連サービスを
services/ai/ディレクトリに整理
- ヘキサゴナルアーキテクチャの維持
- DIコンテナによる疎結合の実現
新技術導入
- TensorFlow.js v4.22.0の統合
- Web Workers APIの活用
- CDN経由での動的ライブラリ読み込み
コード整理
- 総変更行数: 49,749行追加、29行削除
- 新規ファイル: 158ファイル
- リファクタリング: AI関連コードの再構成
課題と対策
技術的債務
| 課題 |
影響度 |
対策 |
期限 |
| WorkerAIServiceの低カバレッジ |
中 |
モック戦略の確立 |
Iteration 4 |
| CDN依存のセキュリティ |
低 |
SRI追加 |
Iteration 4 |
| デバッグログの残存 |
低 |
ログ管理システム |
Iteration 4 |
リスク管理
| リスク |
発生確率 |
影響 |
対策 |
| Worker未対応環境 |
低 |
中 |
フォールバック実装済み |
| TensorFlow.js互換性 |
低 |
高 |
バージョン固定 |
| メモリリーク |
低 |
高 |
dispose実装済み |
次のイテレーション計画
Iteration 4: AI分析・戦略機能（v1.1 Phase2）
予定期間
2025-09-30 ～ 2025-10-11（2週間）
主要ストーリー
- パフォーマンス分析機能（8ポイント）
- 戦略設定システム（8ポイント）
- データ可視化（5ポイント）
準備事項
- データ収集基盤の設計
- 可視化ライブラリの選定
- 戦略パターンの検討
総括
Iteration 3は計画通り2日間で完了し、全ての受け入れ基準を満たしました。TensorFlow.jsとWeb Workersの統合により、高度なAIシステムの基盤を確立することに成功しました。
成功要因
- 段階的実装アプローチ
- 品質チェックの徹底
- AIペアプログラミングの活用
改善点
- テスト戦略の見直し
- ドキュメント作成プロセス
- セキュリティ考慮の強化
評価
総合評価: A（優秀）
- 機能実装: 100%完了
- 品質基準: 全項目達成
- スケジュール: 計画通り完了
作成日: 2025-08-18
作成者: 開発チーム
承認者: プロダクトオーナー
文書バージョン: 2.0