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ユーザーストーリー - 国際貨物輸送管理システム

システムユースケースから開発可能な粒度のユーザーストーリーを導出する。 「〜として、〜したい。なぜなら〜だからだ」の形式で記述し、各ストーリーに受け入れ基準を定義する。

ストーリー一覧

ID ストーリータイトル UC 優先度
US01 輸送見積を作成する UC01
US02 荷主を登録する UC02
US03 法人荷主を登録する UC02
US04 貨物予約を登録する UC03
US05 危険物・冷凍貨物の予約を登録する UC03
US06 予約情報を経路設計者に引き渡す UC04
US07 航海スケジュールを検索する UC05
US08 経路候補を算出する UC06
US09 経路を選択・確定する UC07
US10 経路条件を調整して再算出する UC08
US11 経路情報を予約に紐付ける UC09
US12 確定経路を荷主に通知する UC10
US13 予約を確定する UC11
US14 追跡番号を発行する UC12
US15 荷役作業を記録する UC13
US16 引取作業を記録する UC13
US17 貨物状態を手動更新する UC14
US18 追跡情報を照会する UC15
US19 遅延例外を処理する UC16
US20 破損・紛失例外を処理する UC16
US21 輸送料金を算出する UC17
US22 法人割引を適用する UC17
US23 精算を処理する UC18

US01: 輸送見積を作成する

として: 営業担当者

したい: 荷主の輸送要件(出発地・目的地・希望期限・貨物種別・重量)を入力し、輸送料金と所要日数の見積を作成したい

なぜなら: 荷主が予算と納期を事前に把握でき、予約決定を迅速に行えるからだ

対応 UC: UC01

受け入れ基準:

  • 出発地・目的地・希望期限・貨物種別・重量を入力できる
  • 航海スケジュール情報をもとにルート概算候補が表示される
  • ルート候補ごとに「経由港・所要日数・概算料金・航海番号」が表示される
  • 見積情報が保存され、見積番号が発行される
  • 希望期限に間に合うルートが存在しない場合、その旨が通知される
  • 危険物が含まれる場合、危険物申告情報の入力フォームが表示される

US02: 荷主を登録する

として: 営業担当者

したい: 新規荷主の氏名/社名・住所・連絡先・メールアドレスをシステムに登録したい

なぜなら: 次回以降の予約で荷主情報の再入力を省略でき、顧客情報を一元管理できるからだ

対応 UC: UC02

受け入れ基準:

  • 氏名/社名・住所・連絡先・メールアドレス・荷主種別(個人/法人)を入力できる
  • 同一メールアドレスが既に登録されている場合、既存荷主として表示しどちらを使用するか選択できる
  • 登録完了後、荷主 ID が発行される
  • 荷主種別「個人」で登録できる

US03: 法人荷主を登録する

として: 営業担当者

したい: 法人荷主の契約番号と割引率を含めて登録したい

なぜなら: 法人契約条件(割引率)を精算時に自動適用できるからだ

対応 UC: UC02

受け入れ基準:

  • 荷主種別「法人」を選択すると、法人契約情報(契約番号・割引率)の入力フィールドが表示される
  • 割引率は 0〜30% の範囲で設定できる
  • 法人荷主で登録完了後、荷主 ID が発行される
  • 登録した法人情報は US22(法人割引を適用する)で参照される

US04: 貨物予約を登録する

として: 営業担当者

したい: 荷主 ID・貨物仕様(種別・重量・寸法・個数・品名)・輸送条件(出発地・目的地・希望日)を入力して予約を登録したい

なぜなら: 荷主の見積承認後に正式な予約を受け付け、経路設計フェーズに引き継げるからだ

対応 UC: UC03

受け入れ基準:

  • 荷主 ID を入力して既存荷主を選択できる
  • 貨物種別・重量・寸法・個数・品名を入力できる
  • 出発地・目的地・希望引渡日・希望着日を入力できる
  • 登録完了後、予約番号が発行され状態が「仮受付」になる
  • 経路設計者に予約登録の通知が送信される
  • 見積情報との整合性が確認される

US05: 危険物・冷凍貨物の予約を登録する

として: 営業担当者

したい: 危険物や冷凍・冷蔵貨物の場合に、特別な追加情報(危険物申告・温度管理条件)を含めて予約を登録したい

なぜなら: 貨物種別に応じた法的要件と取扱い条件を正確に管理し、安全な輸送を保証できるからだ

対応 UC: UC03

受け入れ基準:

  • 貨物種別「危険物」を選択すると、危険物申告情報の入力フィールドが表示され入力が必須となる
  • 貨物種別「冷凍・冷蔵貨物」を選択すると、温度管理条件の入力フィールドが表示され入力が必須となる
  • 特別情報が登録された予約は、経路設計時に対応可能な航海・ルートのみが候補として表示される

US06: 予約情報を経路設計者に引き渡す

として: 営業担当者

したい: 仮受付された予約の出発地・目的地・期限・貨物仕様を確認し、経路設計者に引き渡したい

なぜなら: 経路設計者が正確な情報をもとに最適な経路設計を開始できるからだ

対応 UC: UC04

受け入れ基準:

  • 予約番号を指定して予約情報(出発地・目的地・期限・貨物仕様)を確認できる
  • 経路設計依頼を実行すると、予約状態が「経路設計中」に更新される
  • 経路設計者に経路設計依頼の通知が送信される
  • 予約情報に不備がある場合、修正してから引き渡せる

US07: 航海スケジュールを検索する

として: 経路設計者

したい: 予約の出発地・目的地・期限をもとに、利用可能な航海スケジュールを検索したい

なぜなら: 制約条件を満たす航海を特定し、経路候補算出の入力を準備できるからだ

対応 UC: UC05

受け入れ基準:

  • 予約番号を指定して出発地・目的地・期限・貨物仕様を確認できる
  • 検索条件(出発地・目的地・出発期間・貨物種別)を入力して検索できる
  • 制約条件(航海スケジュール・寄港地接続・港湾制約・貨物種別対応)に基づいて利用可能な航海が表示される
  • 航海スケジュール一覧に航海番号・運送会社・出発日・到着日・寄港地が表示される
  • 条件を満たす航海がない場合、その旨が表示され条件を緩和して再検索できる
  • 危険物・冷凍貨物の場合、対応可能な航海のみに絞り込まれる
  • 出発地・目的地は UN/LOCODE 形式で指定できる

US08: 経路候補を算出する

として: 経路設計者

したい: 航海スケジュール検索結果をもとに、制約条件を考慮した経路候補を自動算出してほしい

なぜなら: 手作業の属人化を解消し、制約条件を漏れなく考慮した最適経路を効率的に見つけられるからだ

対応 UC: UC06

受け入れ基準:

  • 航海スケジュール検索結果と出発地・目的地・期限を入力として経路候補が自動算出される
  • 寄港地の接続可能性が評価される
  • 経路候補ごとに所要日数・経由港・費用・航海番号が表示される
  • 経路候補が推奨順に並べられて提示される
  • 直行便がある場合、最優先候補として提示される
  • 期限内に到達可能な経路がない場合、その旨が通知され条件調整が促される

US09: 経路を選択・確定する

として: 経路設計者

したい: 算出された経路候補から最適なものを選択し、経路を確定したい

なぜなら: 最適経路を正式に確定し、予約への紐付けに進めるからだ

対応 UC: UC07

受け入れ基準:

  • 経路候補一覧(経由港・所要日数・費用・航海番号)を確認できる
  • 最適な経路候補を 1 件選択できる
  • 選択後、経路状態が「確定」になる
  • 最適な候補がない場合、経路条件調整(US10)に進める

US10: 経路条件を調整して再算出する

として: 経路設計者

したい: 経路候補に最適なものがない場合に、条件(期限・経由地等)を調整して経路候補を再算出したい

なぜなら: 条件を柔軟に調整することで実現可能な経路を見つけ、輸送を実現できるからだ

対応 UC: UC08

受け入れ基準:

  • 現在の制約条件(期限・経由地制限等)を確認できる
  • 条件を調整(期限延長・経由地追加・貨物種別変更等)して再算出を実行できる
  • 調整後の条件で新たな経路候補が算出・提示される
  • 調整後も条件を満たす経路がない場合、営業担当者に荷主との条件協議を依頼できる

US11: 経路情報を予約に紐付ける

として: 経路設計者

したい: 確定した経路情報を貨物予約に紐付けたい

なぜなら: 予約と経路の関連を確立し、営業担当者が荷主にルート提案できるようにするからだ

対応 UC: UC09

受け入れ基準:

  • 確定経路と予約番号を確認できる
  • 経路情報を予約に紐付ける操作を実行できる
  • 紐付け後、予約状態が「経路提案中」に更新される

US12: 確定経路を荷主に通知する

として: 営業担当者

したい: 経路が予約に紐付けられた後、確定経路の詳細(経由港・所要日数・到着予定日)を荷主に通知したい

なぜなら: 荷主が確定経路の内容を確認し、承認または変更依頼を行えるようにするからだ

対応 UC: UC10

受け入れ基準:

  • 予約番号を指定して紐付けられた経路情報を確認できる
  • 通知内容(経由港・所要日数・到着予定日・料金概算)を確認できる
  • 荷主への経路通知を送信できる
  • 通知送信記録が登録される

US13: 予約を確定する

として: 営業担当者

したい: 荷主がルートを承認したことを確認して予約を正式確定したい

なぜなら: 荷主の同意を記録し、追跡番号発行・輸送手配に進めるからだ

対応 UC: UC11

受け入れ基準:

  • 予約番号を指定して予約内容と選択ルートを確認できる
  • 確定操作を行うと予約状態が「予約確定」に更新される
  • 経路設計者に追跡番号発行依頼の通知が送信される
  • 荷主がルート変更を希望する場合、予約を「経路設計中」に戻せる
  • 荷主がキャンセルを希望する場合、予約をキャンセル状態に変更できる
  • キャンセル時、荷主にキャンセル確認通知が送信される

US14: 追跡番号を発行する

として: 経路設計者

したい: 確定した予約に対して一意の追跡番号を発行し、荷主に通知したい

なぜなら: 荷主が追跡番号を使って輸送状況をいつでも確認できるようになるからだ

対応 UC: UC12

受け入れ基準:

  • 「予約確定」状態の予約に対して追跡番号を発行できる
  • 追跡番号は一意に採番される
  • 発行後、貨物状態が「受領待ち」に設定される
  • 荷主に追跡番号と追跡方法をメール通知する

US15: 荷役作業を記録する

として: 荷役作業員

したい: 追跡番号を入力して貨物を特定し、作業種別・日時・場所を登録したい

なぜなら: 荷役作業完了が即座に貨物状態に反映され、荷主がリアルタイムで確認できるからだ

対応 UC: UC13

受け入れ基準:

  • 追跡番号の入力(またはスキャン)で貨物を特定できる
  • 作業種別(受領・積込・荷降し)を選択できる
  • 作業日時と作業場所(UN/LOCODE 形式の港湾コード)を入力できる
  • 記録後、貨物状態が対応する状態(受領済・積込済・荷降し済)に自動更新される
  • 記録後、荷主に状態変更通知が送信される
  • 追跡番号が存在しない場合、エラーメッセージが表示される
  • 作業場所が予定ルートと異なる場合、警告が表示される

US16: 引取作業を記録する

として: 荷役作業員

したい: 荷受人が貨物を引き取る際に、荷受人の確認(署名または確認コード)を取得して引取作業を記録したい

なぜなら: 荷受人への正式な引き渡しを証明し、配送完了を記録できるからだ

対応 UC: UC13

受け入れ基準:

  • 作業種別「引取」を選択すると、荷受人確認フィールド(署名または確認コード)が表示される
  • 荷受人確認が取得されると引取作業が記録される
  • 記録後、貨物状態が「引取済」に更新される
  • 貨物状態「引取済」は配送完了を意味し、精算処理の開始条件となる

US17: 貨物状態を手動更新する

として: 追跡管理者

したい: 追跡番号を指定して貨物の状態・位置・更新日時を手動で更新したい

なぜなら: 荷役作業員の記録だけでは捕捉できない状態変化(出港・入港等)を追跡情報に反映できるからだ

対応 UC: UC14

受け入れ基準:

  • 追跡番号を指定して現在の貨物情報を確認できる
  • 新しい状態・位置・日時を入力して追跡情報を更新できる
  • 更新後、追跡イベントが履歴に記録される
  • 状態変更の種類に応じて荷主への通知が送信される

US18: 追跡情報を照会する

として: 荷主(または荷受人)

したい: 追跡番号を入力して貨物の現在位置・状態・追跡イベント履歴・推定到着日を確認したい

なぜなら: 輸送状況をいつでも自分で確認でき、到着準備や業務計画に役立てるからだ

対応 UC: UC15

受け入れ基準:

  • 追跡番号を入力して貨物情報を照会できる
  • 現在の状態・位置(港湾名)・推定到着日が表示される
  • 追跡イベント履歴(日時・場所・作業種別)が時系列で表示される
  • 追跡番号が存在しない場合、「追跡番号が見つかりません」と表示される
  • ログインなしでも追跡番号があれば照会できる

US19: 遅延例外を処理する

として: 追跡管理者

したい: 輸送中に遅延が発生した場合、例外種別「遅延」として記録し、荷主への通知と対応内容を管理したい

なぜなら: 遅延情報を速やかに荷主に伝え、対応策(代替ルート等)を迅速に提示できるからだ

対応 UC: UC16

受け入れ基準:

  • 追跡番号と例外種別「遅延」・発生状況(場所・日時・理由)を記録できる
  • 記録後、貨物状態が「例外発生」に更新される
  • 荷主に遅延発生の通知が送信される
  • 対応内容(新しい到着予定日・対応方針)を入力して荷主に対応報告を送信できる
  • 例外対応履歴が記録される

US20: 破損・紛失例外を処理する

として: 追跡管理者(または荷役作業員)

したい: 輸送中に破損または紛失が発生した場合、例外種別「破損」または「紛失」として記録し、関係者に緊急通知を送りたい

なぜなら: 重大な例外は即座に全関係者に共有し、保険手続き・補償対応・代替措置を迅速に開始できるからだ

対応 UC: UC16

受け入れ基準:

  • 追跡番号と例外種別「破損」または「紛失」・発生状況を記録できる
  • 記録後、貨物状態が「例外発生」に更新される
  • 例外種別「紛失」の場合、緊急フラグが設定されて管理職への escalation 通知が送信される
  • 荷主に破損・紛失発生の通知が送信される
  • 対応内容(補償方針等)を入力して荷主に報告を送信できる

US21: 輸送料金を算出する

として: 経理担当者

したい: 配送完了した予約に対して輸送実績(経路・重量・貨物種別・荷役実績)をもとに輸送料金を算出したい

なぜなら: 実際の輸送内容に基づく正確な料金を算出し、精算に進めるからだ

対応 UC: UC17

受け入れ基準:

  • 「引取済」状態の予約に対して料金算出を開始できる
  • 輸送実績(経路・距離・重量・貨物種別・荷役作業実績)が表示される
  • 基本料金が自動計算される
  • 算出結果を確認して確定操作ができる
  • 確定後、輸送料金が「確定」状態で登録される
  • 例外(遅延・破損等)が発生している場合、料金調整(減額・補償費用)の入力ができる

US22: 法人割引を適用する

として: 経理担当者

したい: 法人荷主の場合に、契約割引率を基本料金に自動適用して割引後の請求金額を確定したい

なぜなら: 法人契約条件に基づく正確な割引を自動化し、手計算ミスを防ぐからだ

対応 UC: UC17

受け入れ基準:

  • 荷主種別が「法人」の場合、料金算出時に契約割引率が自動的に取得・表示される
  • 割引率(0〜30%)が基本料金に適用され、割引後の金額が表示される
  • 個人荷主の場合は割引が適用されない
  • 割引計算の根拠(割引率・基本料金・割引後料金)が精算書に記載される

US23: 精算を処理する

として: 経理担当者

したい: 確定した輸送料金をもとに精算書を発行し、荷主への通知・入金確認・精算完了処理を行いたい

なぜなら: 精算業務を一元管理し、入金状況を追跡して確実に精算を完了できるからだ

対応 UC: UC18

受け入れ基準:

  • 「確定」状態の輸送料金をもとに精算書(請求番号・請求金額・支払い期限)を発行できる
  • 精算書が荷主にメール通知される
  • 決済機関との連携により入金確認ができる
  • 入金確認後、精算状態が「精算済」に更新され予約状態も「精算済」になる
  • 支払い期限超過時、経理担当者に未払い通知が送信される

トレーサビリティマトリックス

ストーリー UC BUC ビジネス目標
US01 UC01 BUC01, BUC02 予約業務の効率化、最適ルート提案
US02, US03 UC02 BUC03 予約業務の効率化
US04, US05 UC03 BUC03 予約業務の効率化
US06 UC04 BUC06 最適ルート自動設計
US07 UC05 BUC07, BUC08 最適ルート自動設計
US08 UC06 BUC09 最適ルート自動設計
US09 UC07 BUC10 最適ルート自動設計
US10 UC08 BUC11 最適ルート自動設計
US11 UC09 BUC12 最適ルート自動設計
US12 UC10 BUC13 最適ルート自動設計
US13 UC11 BUC04 予約業務の効率化
US14 UC12 BUC05 リアルタイム貨物追跡
US15, US16 UC13 BUC14 リアルタイム貨物追跡、通知自動化
US17 UC14 BUC15 リアルタイム貨物追跡
US18 UC15 BUC16 リアルタイム貨物追跡
US19, US20 UC16 BUC17 例外対応の迅速化
US21, US22 UC17 BUC18, BUC19 精算業務の正確化
US23 UC18 BUC20 精算業務の正確化

参照